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2011年5月20日 (金)

東日本 消えゆくローカル線(No-20)

社外での会議から直帰の電車内で宮脇俊三編、諸河久写真の「東日本 消えゆくローカル線」を読了。

大判の写真メインの本だけど、前文で宮脇氏が当時のローカル線廃止論議について所見を述べた所が面白かった。

何しろ昭和55年初版本ですから、当然国鉄時代だし、全国津々浦々にローカル線が張り巡らされていた頃。

ローカル線の廃止が国鉄再建の柱とされた風潮の中で、それは効率改善のごく一部であり、再建の鍵は人件費の削減と労使関係の改善にある、と宮脇氏は言っている。

当時の国鉄の年間赤字額1兆円に対し廃止対象となった77路線の赤字額合計は760億円であり、7.6%に過ぎない、と氏は喝破しているのである。

ローカル線を愛する氏は「対象77路線のうち、実際に廃止になるのは27-8線区であろう」と述べているが、本書に掲載されている19線区は全て廃止、もしくは第三セクター転換されている。

乗り鉄としては誠に残念な結果となった訳だが、生き残った他のローカル線の苦しい現状を考えれば、当然の帰結でもある。

これ以上鉄道がなくならない内に早く乗っておかねば。

残念ながら震災と原発のおかげで、東北方面のいくつかの路線は乗れないまま、廃線となりそうだが。

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