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2012年1月24日 (火)

深海の使者(No-7)

吉村昭著「深海の使者」を清水出張の帰りに読了。

本来艦隊決戦の戦力として期待された日本海軍潜水艦が、遠くドイツとの技術交換の為に苦難の遠洋航海をするさまを、冷徹に淡々と入念な取材と検証を経てつづる力作。

派遣された5隻の潜水艦のうち、無事日本に帰還したのはわずかに1隻という遠い道のり。

まるでその場にいたかのような描写は丹念な取材によるものだろう。既に戦後70年にならんとする今では実現不可能な事であり、このような小説は再び生まれ得ないだろうと思う。

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